WCS2014代表決定戦使用構築
ポケモン | 持ち物 | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | メガストーン | 肝っ玉 | 猫騙し | グロウパンチ | 恩返し | 不意打ち |
ゲンガー | 気合の襷 | 浮遊 | シャドーボール | めざめるパワー氷 | 鬼火 | 守る |
サンダー | 防塵ゴーグル | プレッシャー | 十万ボルト | めざめるパワー氷 | 羽休め | 電磁波 |
ボーマンダ | ハバンのみ | 威嚇 | 龍の波動 | 大文字 | エッジ | みがわり |
ギルガルド | 食べ残し | スイッチ | シャドーボール | キングシールド | 聖なる剣 | みがわり |
ガブリアス | 拘り鉢巻 | 鮫肌 | 逆鱗 | 地震 | 岩雪崩 | ドラゴンクロー |
ベースにしたパーティは自分が最も使い込んだレパルロトムギルガルドです。
ジャパンカップが終わってから対戦する場もなく燃え尽きていたので前日に用意した急増パーティですが、ベースとした構築のコンセプトがしっかりとしたものだったので問題ないと判断してこのパーティを持ち込みました。
元々レパルダスを採用していた枠にゲンガーに。ロトムが担っていた鬼火を撒き散らす役割をゲンガーに任せつつ、最も苦手だったガブリアスをめざめるパワー氷で処理できるようにしています。
守るではなく猫騙しを採用。今回は電磁波をレパルダスではなくサンダーに持たせており、初手でサンダーとガルーラを並べる機会に猫騙しを必要と感じることが多かったので守るを切りました。
ロトム水はサンダーに変更。パーティ全体で苦手だったモロバレルに対しても仕事をこなせる防塵ゴーグルを採用しました。
前回はラムでしたが、メガバンギに対して強力な打点がほしかったので鉢巻にして採用しました。
一発勝負の舞台ということでスカーフ流星ガブを使うプレイヤーは必ず存在すると思ったのでスカーフではなくハバンのみを採用しました。
バレルバンギの並びを崩せるみがわりを採用し、スカーフ以上に幅広い範囲に対応できるようにしています。
スカーフマンダに比べて器用な動きが出来るので扱いやすいです。マンダが扱いづらいと思ってる人には使ってみてもらいたい型。
相手のメガバンギラスやキリキザンに対して打点を持ちたかったので聖なる剣。最速にするか悩みましたが襷ガルド意識で最速のキリキザンが多いと予想したので火力を優先しました。
結果の方は、去年と同様に二勝一敗で一勝が足りずにブロック二位で予選落ちです。
パーティの完成度に問題はなかったと思いますが、この構築での対戦数が少なかった故に大事な場面で適切な行動を選べなかたことが敗戦に繋がってしまいました。
去年ほど自信のあるルールではなかったので納得してますが、後一勝で世界大会というところで負けてしまったのはとても悔しいです。
孵化や育成の手伝いをしてくれたseeさん、じす、高個体値のサンダーを捕まえてくれたぐれいさん、そしてパーティ構築を手伝ってくれたおむうさん本当にありがとうございました。
ジャパンカップ使用構築
PGLジャパンカップ2014マスターカテゴリーで2位になった構築です。2つのROMで1830まで到達したので構築はそれなりに強いと思います。高かった1839のほうを残しました。
実数値:171-177-99-xx-120-146
メガ時:171-207-129-xx-150-146
このポケモンに求めたのはメガ進化による圧倒的な種族値と特性、メガ進化前の威嚇です。ファイアローやガルーラ、ガブリアスをはじめとした物理技を中心に扱うポケモンが支配する環境で威嚇を自然な形で選出に組み込め、メガ進化することで広い攻撃範囲と積み技で制圧していけます。
ガルーラやリザードンに比べて目立たないですが、カロスダブルにおいて高種族値で威嚇を撒けるポケモンを無理なく選出していける安心感は変え難いものだと思いました。
実数値:219-xx-130-105-106-31
D:珠ボーマンダの大文字耐え
ゴツメの発動回数を増やすためにもB寄りの個体。威嚇を入れれば鉢巻ファイアローのブレイブバードすら耐える物理耐久を持っています。
メガギャラドスの弱点をついてくる電気やフェアリー技を吸えるので並べた時の相性はかなり良かったと思います。
ガルーラやクチートにダメージを入れつつ味方のポケモンを守り隙があれば胞子を撒くことが可能と非の打ち所がないポケモンでした。
ギルガルド実数値:135-83-170-90-153-123
A:-1聖なる剣で無振りキリキザン確定1発
今回のMVP。とにかく強かったです。この型はうぃwwさんに教えてもらったもので、今までギルガルドを扱っていた時に感じていた択ゲーの多さを見事に解消してくれるものでした。
聖なる剣でキリキザンを簡単に倒せることに加えて影打ちでプテラやゲンガーなど襷を持ったポケモンを楽に処理できます。ワイドガードもバンギラスやガブリアスの前にギャラドスを出す時に便利な技です。
ギルガルドの特徴である「後発から投げてフェアリーやドラゴン技を受けてみがわりを残す」といったプレイングができないため窮屈に感じることもありましたが、それでも強い型だと思いました。
実数値:153-146-92-xx-89-178
カロスダブルで最も強いポケモンだと思います。一回舞ったメガギャラドスやメガバンギラスとこのポケモンを並べることを意識して立ち回ります。
命の珠だと火力が足りない場面が多かったので持ち物は鉢巻にしました。
技構成はメインの二つに加えて寝言と蜻蛉返りを採用しました。寝言はドーブルやモロバレルに後出しする時に便利な技で、蜻蛉返りはパーティ全体で苦手なカラマネロを一撃で落とせる点を評価して採用しました。しかし、蜻蛉返りは打つ機会が非常に少なく寝言を使う際には邪魔になってしまう場面もあったのでこの枠は何も入れないのが正解なのかもしれません。
実数値:173-xx-100-161-136-117
C:ギルガルドのシャドーボール+ムーンフォースで無振り水ロトムが落ちる
S:追い風下で控えめスカーフマンダ抜きのポケモン+2(準速バンギ+4)
パーティの中で最も選出率の高いポケモンです。数を増やしているモロバレルを一撃で倒す手段を持っていることに加えて、高打点の範囲技で相手のポケモンをファイアローやギャラドスの縛れる範囲まで削っていきます。
ギャラドスを無理なく選出に組み込めるのでサーナイトがガルーラやファイアローに簡単に縛られるといったありがちな展開が減りサーナイトの行動回数を確保しやすくなります。
Sにかなり努力値を割いてますが相手のサーナイトやロトム、メガフシギバナに対して先手を取ることを目的としてあげました。
実数値:201-176-130-xx-120-124
メガ時:201-191-170-xx-140-135
A:無振りHロトムを+1岩雪崩で確定1発
最後に入ってきたポケモン。ギャラドスを選出した場合に辛くなるリザードンやユキノオー、サンダーなどはギャラドスをこのポケモンに替えるだけで対応が楽になります。
サンダー入りと天候を戦略に取り入れた構築に対して選出することの多いポケモンですがモロバレルと並べることでガルーラ入りに対しても強くなれるのでスタンに出すこともありました。
攻撃技は岩雪崩と、もう一つは噛み砕くと地震で悩みましたがワイドガードに対して無力になるのが怖かったので噛み砕くにしました。
この枠はボーマンダやプテラも候補でどれを採用するか前日まで悩んでいましたが結果的にメガバンギラスにして正解だったと思います。
主にギャラドスで勝てない構築に出すポケモンなので選出率は低いです。
・総括
カロスダブルの中でも納得できる構築が作れたと思っています。メインとなる五体の技の全てが命中100%で固めてあり、最も低いものでバンギラスの岩雪崩と命中率の高い技で固まっているのもお気に入りです。
クレッフィサンダー
ポケモン | 持ち物 | 特性 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|---|
クレッフィ | 光の粘土 | 悪戯心 | リフレクター | 光の壁 | 電磁波 | イカサマ |
サンダー | 雷プレート | プレッシャー | 十万ボルト | めざめるパワー氷 | 羽休め | 守る |
ガルーラ | ガルーラナイト | 肝っ玉 | 恩返し | 猫騙し | グロウパンチ | 不意打ち |
シャンデラ | 食べ残し | もらい火 | 熱風 | シャドーボール | 小さくなる | みがわり |
ボーマンダ | 拘りスカーフ | 威嚇 | 流星群 | ストーンエッジ | 岩雪崩 | 大文字 |
マリルリ | オボンのみ | 力持ち | アクアジェット | じゃれつく | 腹太鼓 | 守る |
バトルロードグロリアLCQで使用した構築です。
結果は予選を5勝1敗で通過、決勝トーナメント1回戦で敗退しました。
・パーティの概要
クレッフィで壁を張って、ガルーラ、マリルリ、シャンデラで積んで全抜きを狙う構築。
縮小シャンデラが強そうだったので、前記事のレパルロトムの並びをベースに構築しました。
展開の遅い構築なので攻撃を被弾する回数が多く、事故率が高くなってしまったのが反省点。
壁を張ることでダメージを軽減、電磁波によるS操作でガルーラやマリルリ、シャンデラが動きやすい盤面を築くサポートが可能です。
技は役割を担う上で不可欠な三つに、イカサマを採用。太鼓マリルリやグロウパンチを積んでくるガルーラ、ギルガルドなどに隙を見せなくなったので、この選択は正解だったと思います。
・サンダー
今回は攻守ともに優秀な耐久種族値を持っているサンダーを採用しました。
太鼓マリルリとロトムを同時に採用した構築だと片方にしかオボンのみが持たせられず、結果として耐久の足りないロトムかマリルリが敗北に繋がることが多かったのですが、回復ソースを持つ上に耐久のあるサンダーはそれを解消してくれました。
ファイアローのフレアドライブで削られてしまう点を除いてはサンダーの方が上だったと思います。
持ち物はクチートやガルーラに対する打点を少しでもあげるためにプレートにしましたが、モロバレルが数を増やしているのでラムのみや防塵ゴーグルを持たせたほうが強いかもしれません。
・ガルーラ
陽気ASガルーラ。
クレッフィでサポートしてガルーラが積むパターンと、ガルーラがサポートしてマリルリやシャンデラが積むパターンがあるので、守るを切って猫騙しを採用しました。
ガルーラのほかに積むポケモンが構築にいない場合は、守るがあったほうが強いと思っています。
メガ進化の中でも数の多いガルーラ、リザードン、クチートをまとめて起点にできるポケモンとして採用しました。
対リザードンは非常に優秀だったものの、噛み砕くガルーラや岩雪崩クチートに突破されてしまうことが多く、それが負けに繋がることが多かった気がします。
配分はドーブルに対して初手から投げられるようにHS。
ドーブルは変身を持った個体も多いので、積んで全抜きを目指す場合はドーブルを処理できる状態を作ってから小さくなります。
ここまでの四体でガブリアスが辛かったので採用しました。
ガブリアスを上から流星群で叩けるようにスカーフにしています。
岩技を両方入れてますが、ストーンエッジはリザードンをピンポイントで処理できる技、岩雪崩は強引に活路を作り出す技として扱っていたので腐ることはありませんでした。
・マリルリ
壁を利用することで本来なら積めない相手に対しても強引に積むことができるため、壁との相性は良かったと思います。
・総括
全体的に岩技が通りやすい構築で、クレッフィを選出しなかった場合やボーマンダを早々に失った場合は岩雪崩で押し切られてしまう展開が多かったです。
LCQで負けた試合はそれが顕著に現れてたと思いました。