ジャパンカップ使用構築
PGLジャパンカップ2014マスターカテゴリーで2位になった構築です。2つのROMで1830まで到達したので構築はそれなりに強いと思います。高かった1839のほうを残しました。
実数値:171-177-99-xx-120-146
メガ時:171-207-129-xx-150-146
このポケモンに求めたのはメガ進化による圧倒的な種族値と特性、メガ進化前の威嚇です。ファイアローやガルーラ、ガブリアスをはじめとした物理技を中心に扱うポケモンが支配する環境で威嚇を自然な形で選出に組み込め、メガ進化することで広い攻撃範囲と積み技で制圧していけます。
ガルーラやリザードンに比べて目立たないですが、カロスダブルにおいて高種族値で威嚇を撒けるポケモンを無理なく選出していける安心感は変え難いものだと思いました。
実数値:219-xx-130-105-106-31
D:珠ボーマンダの大文字耐え
ゴツメの発動回数を増やすためにもB寄りの個体。威嚇を入れれば鉢巻ファイアローのブレイブバードすら耐える物理耐久を持っています。
メガギャラドスの弱点をついてくる電気やフェアリー技を吸えるので並べた時の相性はかなり良かったと思います。
ガルーラやクチートにダメージを入れつつ味方のポケモンを守り隙があれば胞子を撒くことが可能と非の打ち所がないポケモンでした。
ギルガルド実数値:135-83-170-90-153-123
A:-1聖なる剣で無振りキリキザン確定1発
今回のMVP。とにかく強かったです。この型はうぃwwさんに教えてもらったもので、今までギルガルドを扱っていた時に感じていた択ゲーの多さを見事に解消してくれるものでした。
聖なる剣でキリキザンを簡単に倒せることに加えて影打ちでプテラやゲンガーなど襷を持ったポケモンを楽に処理できます。ワイドガードもバンギラスやガブリアスの前にギャラドスを出す時に便利な技です。
ギルガルドの特徴である「後発から投げてフェアリーやドラゴン技を受けてみがわりを残す」といったプレイングができないため窮屈に感じることもありましたが、それでも強い型だと思いました。
実数値:153-146-92-xx-89-178
カロスダブルで最も強いポケモンだと思います。一回舞ったメガギャラドスやメガバンギラスとこのポケモンを並べることを意識して立ち回ります。
命の珠だと火力が足りない場面が多かったので持ち物は鉢巻にしました。
技構成はメインの二つに加えて寝言と蜻蛉返りを採用しました。寝言はドーブルやモロバレルに後出しする時に便利な技で、蜻蛉返りはパーティ全体で苦手なカラマネロを一撃で落とせる点を評価して採用しました。しかし、蜻蛉返りは打つ機会が非常に少なく寝言を使う際には邪魔になってしまう場面もあったのでこの枠は何も入れないのが正解なのかもしれません。
実数値:173-xx-100-161-136-117
C:ギルガルドのシャドーボール+ムーンフォースで無振り水ロトムが落ちる
S:追い風下で控えめスカーフマンダ抜きのポケモン+2(準速バンギ+4)
パーティの中で最も選出率の高いポケモンです。数を増やしているモロバレルを一撃で倒す手段を持っていることに加えて、高打点の範囲技で相手のポケモンをファイアローやギャラドスの縛れる範囲まで削っていきます。
ギャラドスを無理なく選出に組み込めるのでサーナイトがガルーラやファイアローに簡単に縛られるといったありがちな展開が減りサーナイトの行動回数を確保しやすくなります。
Sにかなり努力値を割いてますが相手のサーナイトやロトム、メガフシギバナに対して先手を取ることを目的としてあげました。
実数値:201-176-130-xx-120-124
メガ時:201-191-170-xx-140-135
A:無振りHロトムを+1岩雪崩で確定1発
最後に入ってきたポケモン。ギャラドスを選出した場合に辛くなるリザードンやユキノオー、サンダーなどはギャラドスをこのポケモンに替えるだけで対応が楽になります。
サンダー入りと天候を戦略に取り入れた構築に対して選出することの多いポケモンですがモロバレルと並べることでガルーラ入りに対しても強くなれるのでスタンに出すこともありました。
攻撃技は岩雪崩と、もう一つは噛み砕くと地震で悩みましたがワイドガードに対して無力になるのが怖かったので噛み砕くにしました。
この枠はボーマンダやプテラも候補でどれを採用するか前日まで悩んでいましたが結果的にメガバンギラスにして正解だったと思います。
主にギャラドスで勝てない構築に出すポケモンなので選出率は低いです。
・総括
カロスダブルの中でも納得できる構築が作れたと思っています。メインとなる五体の技の全てが命中100%で固めてあり、最も低いものでバンギラスの岩雪崩と命中率の高い技で固まっているのもお気に入りです。